怒り、悪口、批判、自分を責めるなども
そうですが、最近、比較癖に対しても悪いイメージを持つ人も多いと思いますが
これも、活かし方の問題なのかなと思いますね。
もちろん、何でもかんでも比較していいわけではありませんが…
比較というと、自分と他人をというイメージしか持たない人も多いと思いますが
それ自体は、あまりいい比較ではないことが分かってきている人も多いと思います。
じゃあ、「他人と他人の比較はいいのか?」と言うと
一概に良いとは言えないと思います。
例えば、絵の作品の場合、絵を見に来た人が感想や批評などを伝える
際に、別の人の作品と比べてあれこれ言う人も出てくると思います。
描いている本人は、自分と他人を一切比べる気はないとはいえ
見る側の人に比べられるケースも少なくはありません。
それ自体が、問題ではありませんが…
絵を見た人が、「あの人の絵に比べて何か」○○がない、または足りない
あの人の作品のように○○すればいいのにと言ってくる人については
描く人の立場をほとんど理解しようともせず、自分の価値観や他人の作品と
比べてあの人のようにした方がいい、または、してほしいと言う
他人と比較した結論を押し付けるような感想の伝え方になってしまうのは
良い比較癖の使い方ではないと思っています。
自分の作品を見てくれた人の感想や意見を聞くのも大事かも知れませんが
作品に対して自分と求めてるもの、価値観などが違う人と比べて
あぁした方が良いとか言っても仕方がありません。
何のために絵を描いているのか、何のために作品を作っているのかは
その人が何を満たしたいまたは、何かを伝えたいのかも
人によって違うため、その求めているものが違う人と比べて
その人に合わせても、意味が無いと思います。
承認欲求や万人受けなどが強く求められるイラストレーションなら
話は少し変わるかもしれませんが…
逆に、良い比較癖の使い方の例は、「フナ虫ってどれくらい速いの?」と聞かれた
ときに「その辺にいるトカゲと同じくらいか、それよりも若干速いくらい」と
答えれば、大体の人には伝わりやすいかと思います。
逆に、正確に時速約○○キロで走ると伝えると余計に分かりにくいかも知れません。
今のは、あくまで一つの例ですがこのように比較癖は使い方次第で
物事を分かりやすく伝えたり、何かの役に立てたりすることも結構あるかと思います。